北海道散歩道:北海道の味覚を堪能できる函館朝市


函館は1859年(安政6年)、横浜、長崎とともに日本初の国際貿易港として正式に開港した地で、300店が並ぶ函館朝市はとりわけ有名です。この朝市は札幌や釧路と合わせて北海道の三大市場といわれ、歴史は戦後まもなく近郊農家が野菜を持ち寄ったのが始まりで、カニ、雑貨、青果、海産物、珍味、鮮魚、食堂などの店が早朝から商いをしています。特に北海道で獲れる海産物のお土産を探す楽しみや、新鮮な魚介類を食材にした飲食店での食事は北海道の旬の味覚を味わえ格別です。

市は5時ごろから始まり(冬季は6時~7時)、ピークは7~10時で、15時を過ぎると閉店する店も多くなります。店によっては10時ごろには売り切れるところもありますが、値段や品質は店によって違いますので、呼び声に惑わされることなく、いろいろ見てから選ぶほうがよいかもしれません。また試食できる店も多くあり、調理の仕方や保存方法がわからないときは店の方に聞けば親切に教えてもらえ、地元の美味しい食べ方も知ることができるかもしれません。時間があれば、細い道の中にも店があり、ゆっくりと回った後はイカ釣りを楽しむこともできます。場所はJR函館駅から西へ徒歩ですぐのところにあります。

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